環境省「循環型ビジネスモデル実証事業」に「ぐるぐるふくい」採択(2025年7月11日)

環境省では、循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行を促進することを目的に、「自治体CE診断・ビジョン作成」及び「循環型ビジネスモデル実証事業」の公募が、令和7年4月15日(火)から同年5月30日(金)の期間で実施されました。

 事業の目的や内容等について、採点基準に基づき、有識者5名の委員による審査会において厳正な評価を行った結果、「自治体CE診断・ビジョン作成」は39件、「循環型ビジネスモデル実証事業」は15件を採択され、合同会社CYKLUSは福井県及び福井県内の連携事業者とともに「ぐるぐるふくい」として採択を頂きました。

代表申請者:合同会社CYKLUS(サイクラス)

代表連携事業者:福井県

事業の名称:【ぐるぐるふくい】 繊維王国福井発!県内で排出される大量繊維廃材で魅力あるマテリアルリサイクル糸を開発する

事業の概要:繊維王国・福井県で排出される繊維廃材の再資源化プロジェクト。ポリエステルの廃材を回収・ペレット化し、その再生ワタを風合いや物性を補うためウールと混ぜて新たな「混紡糸」を開発する。開発した糸で靴下や生地を試作。産地間連携による先進的なマテリアルリサイクルモデルを構築し、福井発の再生ブランドの創出を目指す。

本プロジェクトは8月キックオフ、2025年2月までの実施期間となります。
随時、進捗を共有していきます。

環境省 報道発表資料
令和7年度地域の資源循環促進支援事業「自治体CE診断・ビジョン作成」 及び「循環型ビジネスモデル実証事業」の公募の採択結果について


◆「ぐるぐるふくい」中長期計画・構想

福井県は繊維産業の織布業、編立業、撚糸業、サイジング整経業、染色加工業、縫製業、紡績業、合繊ファイバー製造業等の多種多彩な業種が集積し、産地規模は世界長繊維業界の中でトップクラス、大量に出荷される一大産地です。同時に生産工程に排出される繊維ゴミが大量に排出されており、長年の課題となっています。また、福井県では、2040年の目指す姿としてSDGsの理念に沿いながら「未来のために。~次の世代に選ばれる福井へ~」を合言葉に将来世代の幸せを願い、全県一体となって行動していくことを目標に掲げています。

製造業のうち約2割もの県民が繊維事業に従事している中、今後の繊維産業の未来が次世代の豊かさに直結すると考えており、県内繊維企業有志が集まって【ぐるぐるふくい】という任意団体を発足しました。

「作り手も使い手も、大人も子供も、みんなで一緒に地球の事、服(福)の未来をぐるぐる考えようよ」をモットーに、繊維産地の商習慣改善、モノづくりの価値向上と魅力ある産業再構築することを目指すと同時に、廃材や服を生まれ変わらせて「捨てない」意識を広げる市民からのボトムアップ型の意識変革を目指し、以下の取組を実施、最終的には福井県から世界につながるサーキュラーコミュニティを目指していきます。

ぐるぐるふくい2024

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